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【読書感想文】 "HSPとグレーゾーンな人たち"を読んで

そうも、ぱんげあです。

 

 

最近知名度も高くなってきていますが、

みなさんはHSPという言葉、ご存知でしょうか?

 

HSPとは  Highly Sensitive Personの頭文字をとった略語で、

"生まれつき感覚が繊細、敏感で刺激を受けやすい特性の持ち主"

のことを言います。


HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、

生まれつき持った性質であることがわかっています。


統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』だそうです。

 

HSPのことを"繊細さん"なんて言ったりもしています。

 

 

HSPについては最近急激に知名度が上がってきたように思います。

私自身、適応障害になって調べているうちにHSPのことを知りました。

 

 

自分もHSPなのではないか、と思うことがあり、

HSPについて書かれた

"HSPとグレーゾーンな人たち"

を読みました。

 

今回はその読んだ自分なりの感想をまとめようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

インターネットでできるHSP診断

 

私はもしかしたらHSPかもしれない、と思い当たる節がいくつかあり、

インターネットでもできるHSP診断テストを実施しました。

 

 

HSPかどうかの簡単な診断はインターネットからでもでき、

下記のリンクから確認できます。

https://hsptest.jp/

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HSPの診断テストの結果は、HSP度:中ということでした。

 

 

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HSPといっても、その中にもいくつか特性があるようです。

 

この診断で自分はHSPの可能性が高いことがわかりましたが、

一方で、自分がHSPかもしれない、と思いながらも

本当に自分はHSPなのか、自分が感じているこの気持ちは

普段ほかの人も感じているのではないか、

HSPという言葉に甘えているのではないか、と思うこともあります。

 

 

"HSPとグレーゾーンな人たち"の概要

 

この本には、

発達障害うつ病気分障害、不安障害等と診断された人たちの中に、

HSPの気質がある、という概念が加わったことで、

心身の不調があるものの、病気を1つと特定できないという

症状が混在している人が増えているそうです。

 

自分がどの病気なのか特定できず、特定できないからこそ余計に辛い、、

 

そのようなグレーゾーンの人たちのことを紹介し、

グレーゾーンの人の生きづらさの原因とその対処方法を紹介している本です。

 

 

かんじたこと

 

全体を通して、

この本で紹介しているHSPやグレーゾーンにいる人たちのエピソードは

データに基づいた話ではなく、あくまで著者自身の話や患者の話なので、

あくまで一例として、"そういう人もいるんだな"、

”この人のエピソードは身に覚えがあるな”

と思いながら読みました。

 

この本で紹介されているエピソードを見ていると、

自分はそこまで大げさにHSPじゃないかもしれない。

むしろ不安症なのかもしれないと思いました。

 

 

また、

テンションが低い状態こそが平常で、それは脳にとってもとても大切な状態ですから、「今は脳の休息」と捉え、心身を休めるようにしましょう。

の一文に感銘を受けました。

 

 

自分は、適応障害になってから、基本的にテンションが低い状態が続き、

無気力な状態になることが多くあります。

 

その状態になってしまい、何もできないことに対してさらに落ち込んでしまう

負のスパイラルに陥ってしまっていました。

 

テンションが低い状態=悪

 

と考えてしまい、その考えがさらに悪い方向に考えが向いてしまっていました。

 

 

この一文を読んで、

テンションが低い状態は普通で問題ないんだ、と気づくことができ、

少し不安が和らいだような気がします。

 

 

ほかにも、

落ち込んだりテンションが上がったりする原因を

脳内ホルモンに関連して説明されており、

 

自分の気分が沈んだりするとき、脳内ではどんなことが起こっているのか、

少しだけ理解できました。

 

理解することで、何もわからないことからくる不安感情が和らぎました。

 

 

この本がおすすめの方

 

この本は、自分がHSPかわからない、と思っている方に

1つの参考事例として読むこと、を個人的におすすめだと思います。

 

 

HSPかも、と思う人は自分を含め、

自分の精神面で起こっている現象(私の場合は、謎の焦燥感、不安感)

について原因がよくわかっておらず、

 

"原因がわからない"ということが余計に症状を悪い方向へ

向けているのではないかと感じます。

 

自分のことや、心理についてもっと知り、

自分を理解していくことが、"生きづらさ"を解消するために

必要なことであるように感じました。

 

そんな原因がわからず、生きづらさを感じている方に是非一読してほしい、

そんな本だなと感じました。

 

最後に

 

しんどい、生きづらいと感じている方の多くの方が

自分がHSPなのかもしれない、と感じているのではないか、

と個人的には思っています。

 

HSPについては、自己判断によるところが多く、

正確な判断基準がまだ確立されていないように私は感じています。

 

 

今回読んだ本でも共感できる部分はあるものの、

共感できない部分も多くありました。

 

HSPかも、と思う人は自分を含め、

自分の精神面で起こっている現象(私の場合は、謎の焦燥感、不安感)

について理解を深め、

自分を理解していくことが、"生きづらさ"を解消するために

日々、自分の気持ちの機微に注目し、

どういうときにしんどくなるのか、

どういうときに気分が晴れるのか、

じぶんを観察していくことが必要なことであるように感じました。

 

 

 

それでは。