どうも、ぱんげあです。
2026年3月にAWS AI Practitionerの試験に合格しました。

生成AIの勉強をしたいと思いつつ、何から始めようかと考えていたところからこの資格の勉強を始め、通勤電車でのスキマ時間を中心に約2週間で合格できました。
今回はその時の勉強法・勉強時間・本番当日の流れをまとめます。
合格時のスコアは754点と合格ラインギリギリではあったものの、「合格ラインを超える」を目標に勉強した勉強法だったため十分に目標を達成できたと考えています。
スコア900点以上を狙う方向けの記事ではありませんが、私と同じように、「AIの基礎知識を体系的に身につけたい」、「効率よく合格ラインに乗りたい」という人の参考になれば嬉しいです。
自己紹介 経歴等
基本情報
- 30代前半
- IT企業勤務(SIer)
- 社会人歴 7年
- 経歴:画像処理系SI⇒AWSクラウドリフト案件⇒AWS上のシステム運用保守
AWSの業務経験
オンプレミスシステムのクラウド移行、所謂クラウドリフト対応とクラウドリフト後の運用保守を計3年。
クラウドリフト対応
別部隊が用意したAWS環境上でCI/CDパイプラインを作ったり、CloudFormationを少しいじった程度。
運用保守対応
は利用者からの問い合わせを受けてCloudWatchを使用したログ監視や、踏み台EC2からRDSのデータ参照・修正など。
Route53等インフラ系のAWSサービスは触っておらず、がっつりクラウドエンジニアをやってた、という訳ではない。
AIの実務経験
ほぼなし。
業務での調査や個人的な調べものとかで軽く使う程度。
AIエージェントとかコーディングエージェントをいずれ使ってみたいので機会をうかがっている最中。
保有AWS資格(受験前時点)
私のAWS関連資格の経歴は以下の通り。
| 資格 | 取得年月 |
|---|---|
| AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C02) | 2022/5 |
| AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP-C02) | 2024/2 |
| AWS Certified Developer - Associate (DVA-C02) | 2024/8 |
その他保有資格
AWS関連以外の資格は以下の通り。
| 資格 | 取得年月 |
|---|---|
| 応用情報技術者 | 2020年 |
| 画像処理検定・エキスパート | 2019年 |
| 簿記3級 | 2024年 |
本資格を選んだ経緯
最近の生成AIブームは凄まじく、会社でも生成AIを業務に活用していこうとする動きが活発化しています。
この一大ムーブメントに乗っかる形で、AIの基礎を体系的に勉強できる資格を探していたところ、このAWS AI Practitionerにたどり着きました。
これまでの経歴でAWSを少なからず触っていたするので、「AWS関連の勉強やってますよ」感を会社にアピールしつつ、「最近ホットな生成AIという技術の知識を勉強してますよ」ということも同時にアピールするために個人的にコスパ最強の資格だったのでこのAWS AI Practitionerの勉強を始めました。
試験の概要
AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01) は、2024年8月13日に新たに追加された資格です。
内容としては、人工知能(AI)や機械学習(ML)、生成AIに関連するの概念とユースケースや、AWSのサービスとツールに関する総合的な知識を証明する資格です。
難易度はAWS資格の中で最も低い「Foundational」カテゴリーに分類されており、AI関連の実務経験がなくても十分に合格を狙えるレベルの資格です。
※Foundationalカテゴリーは、AWS クラウドの基礎と主要概念について出題される資格カテゴリーです。
また、この認定資格には3年の有効期限があります。
試験に関する情報は以下の通りです。
| 受験料 | 100 USD |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 問題数 | 65問(うち採点対象外15問)※1 |
| 合格点 | 700点(スケーリングスコア:100〜1,000点) |
| 有効期限 | 3年 |
※1 スコアに影響しない採点対象外の問題が15問含まれています。試験では、どの設問が採点対象外かは受験者にわからないようになっています。
※受験料など変動する可能性のある情報は、公開前にAWS公式サイトで最新情報を確認してから記載することをおすすめです。
AWS認定資格 難易度レベル比較
| レベル | 難易度 | 対象者 | 推奨される経験 | 代表的な資格 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Foundational | ★☆☆☆ | AWSやクラウドの入門者・非エンジニアも含む | AWSの実務経験は不要 | Cloud Practitioner / AI Practitioner | AWSとクラウドの基礎概念を幅広く浅く問う。特定のサービスの深い知識よりも「何のためのサービスか」を理解しているかが重要 |
| Associate | ★★☆☆ | クラウド実務経験のある技術者 | 1年程度のAWS実務経験 | Solutions Architect / Developer / SysOps Administrator / ML Engineer | 設計・開発・運用など職種別に分かれており、実践的なシナリオ問題が増える。サービスの使い分けや構成の判断力が問われる |
| Professional | ★★★☆ | 上級エンジニア・アーキテクト | 2年以上のAWS実務経験 | Solutions Architect Pro / DevOps Engineer Pro | 複雑なシステム設計や組織全体のアーキテクチャを扱う難問が多い。問題文・選択肢ともに長文で、トレードオフの判断力が必須 |
| Specialty | ★★★★ | 特定分野の専門家 | 該当分野での深い実務経験 | Security / Database / Advanced Networking / Machine Learning | セキュリティ・ネットワーク・機械学習など特定領域に特化した高度な専門知識を問う。業界での専門性の証明として価値が高い |
勉強方法
Step1 Udemyで全体概要のインプット
最初はUdemyで講座を受講して、AIやMLの基礎知識と試験範囲の全体像の把握をしました。
追加で、会社が資格取得支援として提供している講座(1日)も受講しました。
こちらは講座の内容を聞きたい、というよりは受験チケットを1枚もらえるということが主目的でした。
※Udemyはセールを頻繁にやっているので、定価で買わずタイミングを見て購入するのがおすすめです。
また、AWS Certified AI Practitionerに関する書籍もあるので、Kindle等の電子書籍で購入して電車で読む、という選択肢もありだと思います。
私が受講したUdemyは以下です。
|
|
Step2 問題集で反復勉強
講座受講後は、Udemyで公開されている問題集があるのでそちらを繰り返し解きました。スプレッドシートを使い、間違えた問題を管理して効率よく勉強することを心がけていました。
勉強の手順は下記のとおりです。
- すべての問題集を2週する
- スプレッドシートで管理していた「連続して間違えた問題」についてのみさらに2週
- 追加で「最初の2週のうちどちらかで間違えた問題」は追加で1週
ポイントは問題集を解きっぱなしにせず、弱点の可視化と重点強化を繰り返すことかなと思います。
私が解いたUdemyの問題集は下記。
他にも、Skill Builderで無料で公開されている公式問題(20問)も利用しました。公式問題は問題数は少ないものの、本番の出題傾向を把握するうえで役立ちます。
下記のSkill Builderでログイン後、
「Official Practice Question Set: AWS Certified Developer - Associate 日本語」
で検索するとヒットします。

Step3 最終確認用テキストで復習
問題を解いていくうちに自分が苦手な分野や、AWSサービス・用語が洗い出されるので、理解を深めるために自分専用の確認用テキストを作成して、定期的に復習しました。
最終確認用テキストは生成AIを活用して作成しました。
参考プロンプト:
> AWS AI Practitionerの勉強をしています。下記の用語の理解が不足しているため、AWS AI Practitionerに出題されるレベルで用語を説明し、試験ではどのような形式で問われる傾向があるか教えてください。
・(用語)
・(用語)
勉強時間の内訳
勉強開始から受験までの期間は約2週間でした。
平日:1日1~2時間くらい 主に通勤時間で電車に揺られながらスマホでUdemy
休日:午前・午後それぞれ1~1.5時間程度
平日は家ではほぼ勉強せず、スプレッドシートの管理程度でした。
そのため、通勤のスキマ時間の活用で十分に対応できる試験という感覚でした。
本番当日の流れと感想
試験前
休日の昼前にテストセンターで受験しました。
試験予約時間の1時間前に会場近くのカフェに到着し、最終確認用テキストの読み返しました。
試験中
テストセンターで受け付けを済ませ、試験部屋に案内された後に試験開始。テストセンターでは問題にフラグを立てる機能があるので、少しでも迷った問題にはすぐフラグを立てながら問題を解いていきました。
試験を通して、解き進めていると、「問題Aと問題Bで同じことを聞いている」、「問題Cの選択肢で出てきた用語を問題Dの選択肢で説明している」というパターンがあったりします。これを活用するためにも、フラグと配布されるメモ用のホワイトボードとペンを積極的に使うのがおすすめです。
勉強していない、初めましての問題もそれなりに出たりしました。正確には把握していないですが、体感5,6問程度だったと思います。焦ることもありましたが、消去法で選択肢を絞りこめる問題もあるので、完全に手も足も出ない、という状況にはならなかったです。
意外だったのは、これまで取得したSolutions Architectの知識が役立つ場面があったことです。graphDB系のサービス「Neptune」を知っていたおかげで回答できた問題があり、過去の知識が活かされたりもしました。
※よくよく「対象のAWSのサービスと機能」を見ると「Neptune」は範囲内でした。。ここは単純に私の勉強不足でした。。
試験のタイムライン
- 1週目(全問回答):30~35分程度
- 2週目(フラグ問題の見直し):15~20分程度
- 最後に悩ましい問題を再検討。わからないものについては消去法で少数択にしてあとはお祈り。
- 受験後アンケートに回答
上記のようなタイムラインで試験をこなし、トータルで70分程度でした。全体で90分の試験で、割と丁寧に見直しをしても十分に時間が余りました。
結果
得点:754
ギリギリ合格ライン
全部のセクションでコンピテンシーを満たしてはいる
もともと合格ラインを超えることを目標にした勉強法だったので問題なし

注意点・落とし穴
試験予約は早めにすること
私は2週間後の日程で試験を申し込もうとしましたが、特に土日の枠はかなり埋まっていました。受験を決めたら早めの予約をおすすめします。
試験の48時間前までならリスケ可能なので、試験準備が間に合わなければ柔軟に調整可能です。
メモは持ち帰ることができない
テストセンターではホワイトボードとペンを渡されるのですが、持ち帰りはできません。どこを間違えたか試験後にはわからないので、わからなかった単語は試験中にメモに書き、暗記して退室することをおすすめします。
暗記してすぐにスマホメモなどに転記することで再受験時の対策に役立つと思います。
範囲外と割り切りも大切
試験の概要でも記載していますが、採点対象外の試験範囲外の問題も出題されます。そういった問題に時間をかけすぎず、「これは無理」と割り切ることも大切かと思います。
分からない問題は割り切って、消去法+運に任せるということも戦略として有効と思われます。
試験範囲は生成AIだけではない
試験範囲は生成AIだけでなく、教師あり/なし学習、ディープラーニングなど機械学習全般に及びます。問題集を解く前に、AIに関する広く浅い知識をインプットしておくことが重要です。問題集を闇雲に解くよりもまずは「全体の概要を理解してから解く」ことが効率的な勉強に繋がります。
公式問題集はやり得
公式問題集は20問だけではあるものの無料なのでやっておいて損はないです。
本番の出題傾向を把握するうえで役立ちます。
まとめ
今回、私は約30~35時間くらいの勉強でギリギリとはいえ合格することができました。
振り返って意外だったのは、画像処理系の仕事をしていた頃に身につけた機械学習の基礎知識(教師あり/なし学習、ディープラーニングなど)が、思わぬ形で試験で役に立ったことです。あの頃勉強してたことが今ここで活きてくるのか、という体験は、素直に嬉しく、少しエモい体験でした。
AWS AI Practitionerを取得した次のステップとしては、公式サイトによるとデータ、AI、機械学習のキャリアを目指す場合は、
- AWS Certified Data Engineer - Associate
- AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate
を推奨されています。どちらを受けるか検討中ですが、現状はAI系の勉強を深めるという目的でAWS Certified Machine Learning Engineer - Associateを受けようかな、という思いがやや優勢です。
一方で、SAP(Solutions Architect Professional)の有効期限が2027年2月に迫っているので、更新の準備もしないといけない状況です。
有効期限付きの資格はスケジュールを早めに組んでおかないと、更新時に慌てることになりかねないので注意が必要だったと反省しています。
今回紹介した、AWS AI Practitioner(AIF-C01)の試験を検討している方がいれば、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。次の受験記もそのうちブログに書こうかなと考えていますので、よければブックマーク等しておいてもらえると嬉しいです。
それでは。
