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適応障害と診断されたサラリーマンの日常

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メンタル改善奮闘記 Vol. 3 ~読書で気分転換~

どうも、ぱんげあです。

 

 

適応障害と診断されてから、いろいろと普段は考えないようなことを

考えながら過ごしています。

 

考えることが少し増えた気がします。

 

考えてみるとゴールデンウイークが過ぎたころあたりから、

睡眠の質が少し落ちたなと気が付きました。

 

私の数少ない誇れる長所の1つに、

"どこでもすぐに寝れる"

というものがあります。

 

夜行バスでも、一度寝てしまえば

休憩時間にも起きず到着までぐっすり寝れますし、

これはあまりよくないことですが、

なんか緊急アラートが鳴る夢を見ていた気がするなぁ、

と思い、朝スマホを見ると緊急アラートが本当に鳴っていた、

なんてこともあるくらいにはどこでもぐっすり寝れてしまう体質でした。

 

 

ただ、ゴールデンウイークを過ぎたあたりから、

夜2,3回目が覚めたり、朝、布団から出る時間も遅くなっていたり、

眠りにつくまでの時間が遅くなっていたりすることに気が付きました。

 

睡眠障害というほどではないですし、事実今まで自分でも

そういえば睡眠の質がよくないなぁ、、なんて思ってもなかったので、

意外な気づきでした。

 

 

ほかにも、仕事が終わった後、

”趣味の1つだったゲームに対して気力が出ない"

ということが多くなっていました。

 

21時からゲームをするぞ!と仕事中は思っていても、いざ時間になると

ゲームの起動ボタンに手が出ない、

 

”あぁ、なんかやる気力が湧かんし今日はいいか、、”

 

と、ゲーム以外にも何かをする気力が湧かず、ベッドや椅子でぼーっとしてしまう、、

という夜が多くなっていました。

 

 

そうすると、何もしていないことに対して焦燥感に襲われます。

 

"何かできることを何かしなければ"、と思い、

どうせ遊ぶ気力がないならいっそ勉強してしようと試みたり、

時事についてみておこうとニュース記事を読んでみたり、

体を動かせば気持ちもよくなるのでは、と思いストレッチを試みたり

いろいろ試したのですが、うまくいかず、、

 

あれこれ試行錯誤した結果、

本であれば何とか読めるぞ、と。

参考書は難しいけど、小説やエッセイであれば読めるぞ、

と最近気が付き、読書をする時間が増えました。

 

 

本屋さんで何かないかなーと探していたところ、

(本はアタリをつけず本屋さんで表紙をみて直観で購入する派です)

 

 

"あやうく一生懸命生きるところだった"

を見つけました。

 

少し前から気にはなっていたので、この機会に購入しました。

 

 

ハ・ワンさんという韓国のイラストレータ兼作家の方のエッセイとなっておりまして、

40歳目前でノープランで仕事を退職されています。

ほかにも大学受験でも苦労をなされていたり、苦労の末に至った考えなんかを

エッセイとしてまとめられていました。

 

文体は柔らかく、ところどころに文字に色がついていたり、

イラストが差してあったり、フォントの色を変えたりと、ポップに書かれており、

この辺は好き嫌いが分かれるところかな、と思います。

 

 

内容は正直、"一生懸命生きすぎない"系のエッセイによく見る内容ではあるのですが、

今の自分にとってはいろいろと共感したり響く部分がありました。

 

なかでも、"ダメな自分を認めたら自尊感が増してきた"

が印象的でした。

 

自尊感とは、

"自我尊重感を縮めた言葉で、自分を愛し、尊重する心。

自身の価値を信じて満足しているかについての自らの評価"

と本書に説明されています。

 

自分は自尊感は低いほうなんだろうな、と自覚はあり、

まぁでも、なるべく人に迷惑をかけないように生きてるし

そんな自尊感が低いと自覚してる分、多少はマシだろう。

 

なんて考えていました。

 

 

話の中で、韓国の著名な仏教僧の方の説教が出てきます。

"自尊感が低い人ほど自信を過大評価する傾向にある"

と仏教僧の方は話されます。

 

どういうことなのかは本書にあるので、気になった方は読んでいただきたいのですが、

私も作者の方同様、とても感銘を受けました。

"いたく感嘆し、ひざを打ちまくった"状態でした。

 

 

 

私はどこかでまだ自分が適応障害になったことを認められていませんでした。

 

"ほかのチームメンバーよりも残業も少ないし、先輩に助けられてばっかりで

ひどい環境だと言い切れるほど悪いと思えないのに適応障害だなんて、、"

 

"プロジェクトリーダーとして任命されたのだから、

適応障害を隠してでもやりきるのが当然だろう。

適応障害を理由に甘えて逃げているだけじゃないか?"

 

"自分はこんなところでくじけるはずがない。なんだかんだ言ってやれるだろう"

 

と思っている自分に気付きました。

 

同時に、まだ上司や親に適応障害と診断されたことを連絡していない

ことを反省しました。

 

 

"ダメな自分を認めてから、逆に自尊感が向上した" 

 

と作者は書かれている通り、まずは適応障害になった自分をちゃんと受け止めよう、

周りにもちゃんと打ち明けて、サポートいただこう。

 

そう思いました。

 

親に連絡することは正直まだ躊躇われるけど、上司には明日、報告しようと思います。

 ダメな自分を認めていこうと思います。

 

 

それでは。